エキスパンダーに関してはこの辺で終わりにします。次なる話題は可能であればCDの録音波形についてにする予定です。
 過去に何種類か出した事があります。しかし、使い方が少々難しく皆様にお勧め出来るまでは行きませんでした。今回の物はご覧の通りツマミは一つだけです。操作は相当に簡単になりました。
 左のグラフで湾曲したグラフは一般的なコンプレッサーの録音特性です。要するに直線特性(リニアー特性)に対してピークを潰しているのです。「だったら元に戻してやろうじゃないの !」 と、云う訳です。

 この発想は実際には60年もの前に既にありました。この回路方式は簡単ではありますが以前説明しました。しかし、以前も申し上げました通り余り効果はありませんで、何時の間にか消え去ってしまいました。その後各メーカーは発表しませんでした。やはり事ほど左様に難しいのです。

 私が開発したエキスパンダーも決して完璧ではありません。何せ余りにもいい加減なソフトが多過ぎるのです。私の思いますにCDもレコードも100枚買って一枚まともであれば良い方だと思っております。
 
2021/9/29
 恐らくあと十数dBあればかなりリアルな音にはなるのでは ? と、私は思っております。それを取りあえず実現したのが私が作った EXP(エキスパンダー)です。
2021/9/22
 オーディオマニアと一言で言いましてもその内容は千差万別です。しかし、何故か多くのお方はダイナミックレンジには余り興味は無いようです。原因は恐らく生演奏を余り聞いていないからであろうと思います。

 ダイナミックレンジとは決して音圧を言っている訳ではありません。ダイナミックレンジとは最小音に対して最大音の広さを論じているのです。生演奏であれば最もダイミックレンジが広いのは恐らくフルオーケストラが演奏する音楽だと思います。要するに最も小さい音であるピアニシモと最大音のフォルテシモの音圧差だと思います。それを数値で表すと恐らく100数十デシベルに達するであろうと推測致します。

 これは最早オーディオ装置では再現不能です。もし、再現出来たとしても隣近所からの苦情に繋がると思います。

 CDの場合はこの数値が76dBと云う事になります。レコードの場合は数値化不能ですので私には解りません。しかし、私の思いますにレコードの場合はカッター自身がそれ程の稼動範囲は広く無いと思っております。その最大限に挑戦したのがテラークの1812年だったと思います。しかし、あのキャノン砲の音は実際は空砲です。何せ実弾の音はほとんど直流域に達しており最早再現出来ません。

 かつて長岡哲夫氏が自衛隊の許可を得て富士の演習場での実弾の音を録音した事がありました。その録音の音を私は80cm×2の装置で聞いた事があります。しかし、私は音として聞えませんでした。確かにコーン紙は激しく動いてはいました。しかし、それは音には成らなず、更に風圧としても感じる事は出来ませんでした。

 では音楽として聴く為にはどの程度の再生範囲が必要なのか ? 次回に続きます。
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2021/9/20
 「オーディオマニアは嵐がお好き」 貴方も覚えがありませんか ? そう言う私もかつてはそうでした。しかし、今では違います。では、何故オーディオマニアは嵐が好きなのか ? 答えは簡単 「大きな音を出しても家族に叱られないから」 ではオーディオマニアは大きな音が好きなのか ? 答えは簡単 「大きな音で迫力を味わいたいから」

 その原因は生音に比べてオーディオ機器からの音は迫力に欠けるから。では何故オーディオ機器からの音は迫力に掛けるのか ? 答えは簡単「録音の音はコンプレッサーが掛かっている為です。要するに録音の音はダイナミックレンジに掛けているのです。

 これは録音に限った事ではありませんで、テレビ放送も、FM放送も同じです。その理由は解ると思います。要するに放送局で事故が起こり爆音を出してしまったら皆様がお使いの機器を壊したり、或いはその他の弊害から逃れられないからです。

 以前NHKの放送でホンダの初代のF1マシンのエンジンを掛けた事がありました。その時のアナウンサーも女性アシスタントも思わず両耳を塞ぎました。しかし、それを放送で聴いている私には単に普通の音でしかありませんでした。

 以前富士霊園に行った時の話です。富士スピードウェイと富士霊園は数キロメーター離れております。しかし、爆音とまでは行きませんでしたがかなりの音圧で聞えたものでした。

 要するにコンプレッサーとは大きな音が出た時にその楽器の音だけを遠ざけてしまう働きをします。その結果迫力不足の音楽になってしまいます。そこで 「せめて大きな音で聴きたい !」 皆様はそのオーディオマニアの気持ちは良くお解かりと思います。

 次回に続きます。

余談ですが    No.24