2025/1/7

 大変なご無沙汰です。実に2年ぶりです。正確には3年かな ? 

 事の始まりはエクスプーローラーが不能になった事から始まりました。とは申せ未だ不完全です。何せ未だEメールが不通なんです。原因は私が単にパスワードを忘れてしまっただけの話なのではありますがね ! とは申せ私の過去の書類の中には残っているはずなんです。しかし、しかしなんです。

 私はホームページを始めてほぼ30年になにります。その間の各書類は全て保存してあります。その量たるや大変な量になります。よって、その中の何処かに入ってはいる筈なんです。それを一つ一つ入れておりますとキャンセル状態になってしまいます。そうしている内に嫌になりまして未だ不完全状態と云う事になっているだけの話なのではありますがね。

 そこでお願いがあります。御用の際はお電話を頂ければ全ては解決なのですがね。こんなお願いを是非とも聞いて頂けたらなと念願したいのです。どうか宜しくお願い申し上げます。

 
    写真は在りし日の私のシステムです。
しかし、今はありません。理由は私自身の終活です。何せ私も今年で74才になります。せがれはオーディオには興味はありません。よって、私が天に召されたらこのシステムは不要の長物です。よって処分中です。残っているのはガウスの46cmウーハーの1842とミッド用のJBL2350+ガウスHF4000です。どなたかお買い上げ頂ければ幸いです。
 
 2025/1/8

 終活についてもう少し。

 私の歳になりますと同年配のお方が何人か天に召されております。私も過去何回か救急車に乗った事があります。思い出したくはありませんがね ! 

 昔の人はの終活は単に遺言書を書いておしまいと考えていたお方が多かったようです。当然私のオヤジもそうでした。これってとっても身勝手なお話ですよね。自分の言いたい事を単に文章にしてそれでおしまいですからね。

 私の場合はそうは簡単には行きません。何せオヤジの残した負の遺産も私が処分しなければなりません。とりあえずの分はオヤジの死後半年掛けて私が処理しました。しかし、そんなに簡単には行かない分がいっぱい残っているのです。私に言わせれば “勝手にさっさと逝くんじゃないよ” なんです。⤴ 
 ⤴私のオヤジは非常に頭の堅い人でした。とは申せ私の実のオヤジですので余り勝手な事は申しません。但し機械やであったにも関わらず余り理屈の解るオヤジではありませんでした


 私はその分非情なくらい理屈やでして世の中全て理屈で理解出来ると考えている私です。理屈で理解出来ない事は人の心の問題だと思っております。最も理解できない事は “美女と野獣” のカップルですね。世の中には “まさか ?” と思えるカップルがいますからね。

 私はオヤジに言われた事があります。それは “全て理屈で済まそうとするお前はバカだ!” なんです。世の中で実のオヤジにお前はバカだと言われたお方も少ないと思います。そこで私は他人(ヒト)にバカだとは絶対に言いません。例え思っていても言いません。人は他人(ヒト)には優しくありたいですよね。
   
2025/1/9

 ここで話は替わります。そのお題は “私が多くエフェクターを作る理由について” です。

 私の多くのエフェクターは超低高域のブースターです。現在では余り顧みられなくなったトーンコントロールも含まれます。先ずは “何故トーンコントロールが顧みられなくなったのか ?” その理由から申し上げましょう。その理由は “超高級システムでは必要無いから” です。確かにスピーカーシステムで一台数百万円もする物では不要だと私も思います。しかし、そんなスピーカーシステムを持っているお方が果たして何人いるか ? 甚だ疑問です。私が過去聞いた中で素晴らしいと思ったのは何台かあります。例えばエレクトロボイすのパトリシアン800・シーメンスのオイロダインは素晴らしかったと思います。では何故素晴らしいと思ったのか ? その理由は “普通の音だった” からです。⤴

 下の写真は私が通常聞いているスピーカーシステムです。真ん中の30cmのフルレンジスピーカーは恐らく私が産まれた頃のスピーカーだと思います。メーカー名も型番も明記はありません。恐らくマグナボックスだろうと思います。フィールド型のスピーカーです。では、何故このような物を使っているのか ? 理由は素直な音で人の声が人の声として聞こえるからです。バッフルは当然平面型の一枚の板です。よって、妙な共振音はありません。 このスピーカーは私の終活には含まれておりません。私が天に召されたら単にゴミとして捨ててくれれば良いだけのはなしですからね。→
 ⤴私が言う普通の音とは人の声が人の声として聞こえる音なのです。では現在の多くのスピーカーシステムの音は ? 私には人の声として聞こえません。妙にダブダブとしたもたついた音に聞こえます。そんなもたついた声を出す人はこの世に居ないと思います。では、何故現在の多くのスピーカーシステムはそのような音なのか ?

 理由は簡単、音楽が豪華に聞こえ、更に物理特性が良いからなのだと私は思います。しかし、そこには軽快な弾むような音はありません。要するにスピーカーシステムで余りにも音を作り過ぎてしまっているのです。するとその結果トーンコントロールの出る幕はもはや無くなっているのです。

→下の写真は裏側です。プレス加工のきゃしゃなフレームの見るからに安物のスピーカーです。しかし、これが良い音がするのです。このスピーカーはフィールドコイルが断線しているのを承知でヤフオくで手に入れました。通常コイルの断線は巻き始めか巻き終わりで断線します。このスピーカーのフィールドコイルも巻き終わりで断線しておりました。よって、修理は簡単です。昔のフィールドコイルの電圧は24Vがほとんどでした。このコイルを利用してパワーアンプのチョークコイル替わりにしていたものでした。


 本来スピーカーとはこうあるべきなのだと私は思います。私はこのような素直な音を好む方々の為に色々なエフェクターを作っているのです。

 次回のお題は “パワーアンプ及びプリアンプの問題点” についてです。
   
   



 

 



 2025/1/14

パワーアンプの問題点です。

 国産のトランジスター式パワーアンプは私が調べた範囲においてはまず問題は無いと言えます。その範疇は周波数特性・最大出力共にカタログデーターとほぼ同じです。問題は海外製の場合です。どこの品物とは申しませんがかなりいい加減な物があるようです。特に真空管式は相当に怪しい物があります。原因はオー゛ィオ評論家と称するペテン師同様の方々です。とは申せ実際には極一部の方々だと思いたいです。中にはカタログデーターの半分程度しかパワーが無い物もありました。正直なデーターを載せていたのは私の知る限りマランツ程度だったと記憶しております。しかし、実際にはそれでも実用になる物がほとんどで事実上は問題は無かったようです。それ以上に使う側に多くの問題があります。それは最大出力に余りにも大きな物を使っていると云う事です。⤴
 

⤴ その原因の多くが “大きい事は良い事だ !” なんです。例えばトゥーイーターを例にお話します。例えば周波数特性許容入力100ワット7kHz~20kHz(-12dB/oct )とあったとします。この場合に表示された条件の基にそのスピーカーシステムに加えられる最大許容入力と云う意味なんです。トゥーイーターその物ではありません。実際にトゥーイーターその物に100ワットものパワーを入れたら瞬時にして飛んでしまいます。しかし、近年のトランジスター式パワーアンプは数百ワットなんて物がゴロゴロしています。すると多くのオーディオマニアはそのような物を平気で使ってしまいます。それは例えばネットワーク式のスピーカーシステムであれば何とか許せるとは思います。ところがマルチチャンネル式であればもし事故があったら即座に昇天してしまいます。くれぐれもご注意ください。

 次回は上述の事故についてです。
 


2025/1/17

 オーディオ回路での事故とは多くがアースが浮いた事が挙げられます。詳しくRCAコネクターの外側極の接続不完全が原因です。理由はRCAコネクターとは実は規格がありません。要するに各メーカーが各々 “このくらい” で適当に作っているのが実情です。その証拠に測定器ではRCAコネクターは使いません。近年の測定器のコネクターは多くがBNCコネクターです。RCAコネクターの場合はオス側とメス側とで不具合が生じる事があります。それが最悪の場合に外側のアース極が浮いてしまいアースが浮いた状態になってしまうのです。

 そこで問題になるのがオーディオマニアの多くのお方がガッチリとした分厚いコネクターを好む事なのです。要するにガッチリしたコネクターは柔軟性に欠けます。そこで相性の悪い場合に接点不良をおこすのです。これはアース極だけに限りません。プラス極でも当然起こります。その場合は音が出ない結果となります。するとアンプを作った我々に苦情の問い合わせとなります。私はそのような時に上述の説明を毎回行っているのです。その結果全て解決なのです。私が口を酸っぱくして言うようにRCAコネクターは信用してはいけないのです。
   ⤴ 私は最も信頼出来るRCAコネクターは百円均一で売っているペラペラな安物です。ペラペラですので恐らく少々小さめに作ってあるのだと思います。あのペラペラのコネクターで過去接点不良は発生した事がありません。

 しかし、世のオーディオマニアはそのように言っても信用しようとはしません。要するにカチカチの頭なんです。恐らく多くのオーディヤオマニアはペラペラな物では接点による抵抗値が大きいと考えているのだと思のいます。実際にはそのような事はありません。金属同士の接点の場合は何も全面接触していなくても問題は起こりません。それどころかガッチリとしたコネクターの方が接点面積は小さい事想像出来ます。皆様、RCAコネクターの接点不良を起こしたくなかったら安物のペラペラなコネクターをお使いになる事をお勧めします。

 次回はアースについてです。
 
 2025/1/25

 ここでアースについて面白いお話をしましょうね。

 それは某ロックバンドのライブでのお話です。ボーカル兼リズムギターの彼が前奏の後に歌い始めました。その瞬間卒倒してしまったのです。原因は自分の唇がマイくに触ったのです。すると感電したのです。では、何故感電したのか ?

 原因はギターアンプの電気回線とボーカルの電気回線のアースが取れていなかったのです。ここでアースが取れていなかったと申しますのは何も台地アースの意味ではありません。各々の回線のアースが別々になっていたと云う意味です。ここが大切な事ですのでよーく考えて下さいね。ギターを弾いていた彼は自分が着ていた服と自分自身が静電気で帯電しています。しかし、マイク回線は何にも接触していません。要するに帯電していません。すると各々の回線はアース電位が異なります。その両社が自分の身体を通して通電状態になったのです。当然彼の唇と身体を通して電流が流れます。感電です。 

私の言いたい事はアースとは何も台地電位の事を言う訳ではありません。その電気回路を構成するその回路の基準の電位と云う意味です。例えば皆様が歩道を歩いていたとします。その時は自分の位置は歩道の高さがその人の基準位置です
。それが例えば渋谷の坂の上であっても、下町のゼロメーター地区であっても本人は海抜何メーターなどとは考えません。あくまでも自分が居るその位置が自分の位置です。それが電気回路で云う意味のアース電位です。それが例えギターを弾いていて帯電していても自分の身体を含めて全て同じ電位であればそこには電気は流れません。要するにもアースとはその電気回路を構成する基準が成されていればそれで全く問題なしに動作すると云う事になるのです。ここで多くのオーディオマニアが勘違いしている内容を申し上げます。それは “台地アース” についてです。⤴
 
⤴ よく “台地アースを取ったらSN比が上がった” なんて事を言う人が居ます。それは間違いです。電気的にはそのような事は絶対にありません。もし、本当にSN比が上がったらそれまでの内容に何か間違いがあったのです。しかし、もし、それまでに何か間違いがあったのなら電気回路として成立していなかったと思います。するとノイズの問題なんて段階の問題では無い状態にあったと考えられます。要するに台地アースを取った事に対する安心感から来る “気がする症候群” 以外の何物でも無いと言えます。

 “オーディオは理論ではない” そはれは間違いです。確かに最後の最後の自分の好み音質の段階に達すればその時点では各自の好みの段階に達しますので理屈では無くなります。しかし、その段階に達するまではあくまでも理論の積み重ねなんです。それは素直に認めるべきです。ここで面白くもあり、悲しくもある某オーテ゛ィオ評論家のお話です。それは皆様ご存じ211シンアンプのお話です。

 211はプレートに1000V程度の電圧を加えますと歪を無視した最大出力で50W程度の出力は出ます。しかし、その段階はサインカーブがサインカーブではなくなり、まるで矩形波のようになってしまいます。既にオーディオアンプとしては使えない状態になってしまいます。211でプレート電圧1000V程度ですとオーディオアンプとして使えるのは20Wが限界です。しかし、某オーディオ評論家と称するお方は “さすが50Wのアンプの音は力強い” と、賞賛したのです。ね、変な話でしょ。要するに “気がする症候群” です。

 やはり私は人の気持ち以外は理論なのだと思います。何かいうべき時は理論的に説明すべきだと私は思いますね。

 次回は何のお話にしましょうかね ?
 
       と他