フォノ回路用セレクターです。

 フォノ回路用のセレクターは一般には聞いた事がありません。理由は需要が少ない事と更に製作が少々厄介からだと思います。

 フォノ回路の場合は一般的なシステムセレクターは使えません。何故なら多くの場合に発振状態になってしまい、更にノイズを拾ってしまうからです。

 理由はカートリッジの信号電圧が微弱であり、更に増幅率の非常に大きなフォノイコライザー回路に直接入る為だと推測します。

 上述の解決策は各回路独立させる事で解決します。要するに信号回路とアース回路を一対として個々に入れ替える事です。これは入力側は勿論出力側も独立させる必要があります。

 本機は当然各回路独立させております。この事でアームは3本、出力は3システムをワンタッチで切替可能です。

 使用上の注意点としては入力側のアース端子はアーム及びターンテーブルのアースに接続します。出力側のアース端子はフォノイコライザーのアースに接続します。これを怠りますとほとんどの場合にノイズを拾います。

 更に詳しくは下記にアクセス願います。

 http://www.mejogran.com/newpage600.htm